妄想に想像に・・・そして創造

何日ぶりにきれいな太陽を見ただろう。このドンヨリ灰色の寒空の下を練習していると、スカッとした夕陽を見ると走っていてよかったなぁ〜〜って思う。でも練習は午前中に雨の中を2時間半。
明後日からチームの合宿が熊野で行われるけれどもちろん河内長野から自走。そして河内長野までは俺も荷物を背負って自走(大きな荷物はすでに送ってあるが)なので、いったい何キロになるのか…
まぁちょっとぐらいマジでぇ??ってぐらいは走らないと。レースでは常識は通用しないのが常識。だから常に非常識に、そして練習内容も基本は妄想しながら…
午後から天気が回復するのは予報を見て知っていたけど、午前中しか練習できないしそのまま出発。
昨日は乗らず一昨日もまともには乗っていないから、今日は多少天気が悪くても全然OK。
ウェットコンディションの中を練習に行く方が乗れないよりもよほどストレス少ないよ。ね?違う??でも掃除するときのストレスはデカいな。専属メカニック欲しい…宝くじ当たったら考えよう。
まだまだ俺の練習コースは、週末の大雪の足跡(タイヤ跡?)を残していて、山間部には入っていけない。
遠くに見える比叡山も上の方は雪化粧。そう言えば高校の頃はこれが普通の景色だったね。

高校3年の2月、オランダに出発する1ヶ月前ということで成年の耳年増な人たちにヨーロッパとは?と連日ビビる話を聞かされ(半分以上は彼らも妄想だった。だって行ったこともない。結局雑誌の1枚の写真で想像して、妄想が膨らんでいただけだった)、オランダは風はきついし大きい選手ばっかりだから、きっと53T×11Tでも足りないぞ!いつでも11Tで走れ!とジュニアなのに11Tのギヤを購入して練習!と勝手に練習メニューを瞑想で作られてそれを毎日こなしたり…でもジュニアは当時52T×15T間でしか使えなかったけれど…
結局2月で4,000km以上、体に雪が積もりながら、そして寒い国だから足がかじかんでも走らないといけないからシューズカバーしちゃ駄目だきっと…と意味不明な練習もしていたなぁ。今思えばアホ丸出し。
ちなみに俺と同じ年で中学のときにヒルクライムで負けたやつなんか、峠で後半バイクが重く感じるからとロードではなくママチャリにストラップペダルにレーサーシューズ、もちろんレーサーパンツにヘルメット被って峠を登っていたらしい。そしてレースではロードに乗り換えて優勝。俺は2位だった…

あの頃も今みたいに雪降って体やバイクに積もっても走っていたんだから、雨降ったぐらいは気にしちゃいけないな。それにもっと練習内容も妄想が爆走して生み出さないと。やはり想像力は大事だね。