熊野より帰宅

熊野の夕陽

熊野から戻ってきました。
結論から言えば自分のことは満足できる内容じゃなかったけど、間接的には今時分たちができることはきっちりとこなしたと思うし、身の程を考えれば今大会のチームとしての成績は上出来だったと思う。
辻の総合2位を守れなかったのは仕方ないけど、ここは俺たちの仕事じゃなかった。それは総合リーダーとチーム総合を持っているチームミヤタの仕事だしね。去年まで一緒に戦った真理や柿沼、中村に増田、それに栗村を応援したい、助けたい気持ちがなかったわけじゃないけど、それは違うユニフォームを着てスタートしている以上、ゴールするまでは「戦う」立場だから仕方ない。
こちらは最悪3位というシナリオで進めていたし、チーム一丸となって逃げているメンバーを吸収する方向に動いた場合、最終的にチームが辻を援護できなくなってしまい大内(シマノ)や綾部(愛三)にボーナスタイムで逆転される可能性もあったわけだし。初日のスプリントでは綾部にはやられているからね。難しいスプリントで突っ込んでくる綾部の戦闘力は、俺が一番知っているから。
今日は監督から俺が区間を狙っていけ、と自由に動ける立場を任されていたけど、それと同等に「チームとして」辻の総合3位以内を守ることも大事だった。
状況的に両方を追う事はできなかったけど、まあ俺のことはまたどこかで何らかの形で返ってくるでしょう・・・と期待して次レース以降の楽しみにしていくよ。
それよりも昨年まではチームとしては決して弱くはなかったけど、成績にならなかった、ほかのチームから見ればこわい存在を植えつけられなかったマトリックスが、今シーズンは十分ほかのチームと互角の戦いをしていることを評価してもらえたらな、と思う。去年までだったら表彰台すら雲の彼方だったはずだし。その分来年はステップアップして一番高いところを目指して戦いと思うけどね。


そう雲と言えば「くも」違いで蜘蛛。
初日に泊まった宿で、天井には大きな蜘蛛!
あまりのデカさにチーム員一同ドン引きを喰らった。
ホテルの従業員に蜘蛛捕獲を依頼したら、頼みに行った舟木が「チッ」って感じでしたと言っていたけど、こりゃ従業員も見たら絶対ふんぞり返るからそっちを楽しみにしようぜ!と言っていたのもつかの間、従業員曰く
「普通」らしい・・・熊野古道サイズなのか・・・ 
あっけなく仕留められて終了だった