もてぎ

久しぶりの関東。ミヤタ時代は月に一度ぐらいは関東に行っていたけど、今年はそれほど頻繁に行ってなくて、ちょっと懐かしかった。
茂木ロードは連覇できればって気持ちで挑んだけど、チームメートの橋川が優勝してくれたことで気持ち的には優勝と同じ気分だ。
今年安原監督から優勝請負人的に契約してもらえ、そして昨年度強かったけど勝てなかった向川が西チャレで、そして今回も力があるのに昨年勝てなかった橋川が勝てたことで、俺の移籍もきちんとチームに貢献していると思っている。
昨日のレース中も中盤以降、橋川が俺のために献身的にアシスト。俺はゴールに脚を温存することができ、マークは厳しかったと思う。そのタイミングを橋川は逃さなかった。さすが経験豊富な選手だし、コンディションは決してよくなかったようだけど、気持ちが体を最大限に動かした勝利だったと思う。
俺の方は優勝以外は価値のない着順だとは思うけど、それでも今後何度となく訪れるであろうゴールスプリントの練習と割り切って最後は全力でスプリント。第2グループの先頭で7位(山本選手はオープン扱いのためオフィシャルな成績は6位)だった。

レースのあとは去年までの監督だったチームミヤタ栗村監督とJスポーツの解説のため東京お台場へ。
解説は去年のツール以来かな。
自分の庭的フィールドであるツール・デ・フランドルの放送、しかしベルギーでの活動を停止して早5年、俺としても解説でもプロとして伝えたいと思い、ここ10日ほどは情報収集を入念に行い、ちょっと久しぶりに緊張しながら生放送を迎えた。
レースの方は放送や結果を見てもらってのとおり、大本命のボーネンが不発に終わり、バッランが優勝。2位にはまたもやホステが入った。
レースというのは勝つべくして勝つのが一番難しい。
そんなことをふと考えた週末でした。