サッカーを前に日本国民として

とうとうワールドカップサッカーですね。
さすがに世界的スポーツイベントと言うことで、この時期には他のメジャースポーツはなるべくバッティングしないようにしている。もちろん自転車もそうだ。

ヨーロッパに住んでいた頃、ビール片手にサッカー観戦したものだ。俺はオランダでサッカーにはまった(それまでは興味なし)
ルード・フリットはじめマルコ・ファンバステンライカールトロナルド・クーマンなどが興味を持つことになった選手達だ。
オランダでもベルギーでもサッカーをテレビで見ていると、試合前の国歌斉唱のときに、なぜか立ち上がり右手(だったと思う)を胸に当て、一緒に国家を歌って熱くなっていた友人達。たかだかサッカー見るのになんでこんなに熱いねん!と思ったが、俺もいつの頃からかその方が格好いいやん!と思い出した。彼らは俺たちの変りに頑張っているんだから。

子供の小学校入学式で、国歌斉唱が行われた。俺は別に好戦派でもないし国旗云々にケチをつけるわけじゃない。ただ純粋に日本人として、日の丸や国歌については受け入れてええやん、という気持ちだ。旗を掲げることが戦争と言うなら、日本以外すべての国の国民はファシストか?と極端な話になりかねない。奥さん以外の女の人と目が合ったら不倫か?男の人と目が合ってニコリ挨拶したらホモか??

俺はヨーロッパで走っていた頃、テレビに映し出されてテロップで俺の名前と日の丸が出てくるのが最大の喜びだった。
日本人と言うことを一番誇りに感じられるし、他国で生活しているときほど日本人だと言うことを意識した。俺は追い込まれた環境でやればやるほど、日本人と言うアイデンティティは必要だと思った。フランスに行って帰ってからは「俺はフランス人の生まれ変わり」みたいな態度を取る人もいるけど、ただフランスパンが好きなだけで、そんなフランス人はいねぇよ!って言う人の方が多い。受け入れて考える必要はあるけど、そもそも失っちゃいけないものがあるはずだ。

そんな熱い気持ちを胸に抱いて、今日からワールドカップを見ていこう。フーリガンまでは行かないけど、同じ日本国民として日本代表応援してまっせ!!
(知り合いのベルギー人は、何かの試合で負けたとき、勢い余ってテレビにビール瓶を投げてテレビを破壊したらしい。それ以来見たいのを我慢してテレビは禁止。いつも震えながら翌朝の新聞まで我慢していたそうだ)