追い風

今熊野から帰宅しました。
多くの人に応援してもらい、自分への追い風に出来たけど、あともう少し自分に力が足りなかったね。
「もし」とか「たら」「れば」は勝負の世界にはあまり意味のないことだけど、今日の俺は一番強かったと思うし、今日の勝負をしてみたかった。一番今日の区間賞へ近かったと思っているし。
でも集団で真理が苦しんでいると監督からの無線を聞いて放っておけなかったし、今日の俺の仕事は俺が勝つことじゃなくあくまで真理のリーダージャージを守ることだった。
後続に下がって50秒ほどの差を単独で15秒にまで縮めて終了。そして真理がアタックして先頭を追ったけれど後10秒が詰められなかったみたい。そして狩野には逃げ切られて逆転されてしまった。
もちろんすべてにおいて追い風じゃなかった今年の熊野を考えると十分チームは頑張ったと思うし、俺自身もそれなりに走れたと思う。
でも全部が向かい風だったわけじゃない。スプリントを仕掛けたときのスピードは、もしかしたら俺の人生で今が一番速いんじゃないのか?って感じられ、それは今後の自分への追い風とできるだろう。あとまだ詳細は言えないけど、近頃俺への風向きが変ってきたように思う。ただ言える事は、絶対自分を信じて諦めちゃいけない、ってこと。もちろん出来ないことは出来ないけど、できることは諦めちゃいけない。それがたとえ1%の可能性でも。
この2週間、なんだかアッと言う間に過ぎてしまい、レースレポートもだけど、スポンサーしていただいている方たちへの報告ができていなかったり、もうとにかく回り見ると大変。熊野2日目みたいな嵐の強風状態。こちらはなかなか追い風とはいかないようで・・・

hashimoさん
写真は頂けるならお願いしたいです。
選手をしていると言う行為は、冷静に考えるとすごく非日常的なんですよね。今はそれに慣れてしまってなんとも思わないけど、きっと選手を辞めた時にいろいろな写真があったほうがいいなぁ、って思うだろうし。一般人になったら、こんな写真はとらんやろう!っていうのは意外とてんこ盛りです。