2012 Fleche


PC1のサークルK一色前野店までの19.3km(スタート直後のミスコースで19.7kmだが・・・)、ほのかに追い風ながら気温も低く、あまり追い風だからとスピードが上がるわけではない。
しかし序盤だからとゆっくりと走るほどの時間的余裕はなく、今回のコースプロフィールからすると日が暮れるまでにどれだけ時間を稼ぎ出しておけるかと言うことが需要だ。可能であれば伊豆の山越えを終えて伊東まではおりたいところだ。

信号が多い序盤、無駄に黄色信号で引っかかることが多く、これはすごく時間をロスしている。
PC1では特に補給の必要もなく、缶コーヒーでスタート。
PC1をスタートした時点で7時50分。
これはグロスアベレージで25km/h、今回の最低ノルマのスピードだ。


次のPC2はサークルK東細谷店。
国道23号、そして県道405号、404号を中心に進んでいく、道としては単調なルート。
今回のルートは、なるべく精神的ストレスが少ない、走りやすいルートが選ばれていることもいいことだが、

実は大半は走った経験があって頭にルートを記憶していて結び付けられることも個人的に組立しやすい要因だ。
豊橋界隈の信号と交通量の多い地域を抜けるのがストレスではあるが、それ以外は割と順調。
風も時間が経つにつれて追い風が増している。
このあたりはインナー39Tで意識的にケイデンス100回転以上を心掛ける。
実は先週の中部ブルベ300kmで後半無理をしたのがたたったのか、右足首とアキレス腱に違和感があり、正直いつ爆発してもおかしくいな、と言う感覚を持ってスタート。
そして20km過ぎで違和感がずっと続いていた。
最悪でも400kmまで走ってしまえば何とかなる、と思っていたので、スピードは落とさないが傷みが増さないようにケアしながら走っていくようにした。


PC2到着
郊外に出れば予想通り信号や交通量も減り、グロスアベレージ出は少しずつ貯金していく。
スタートして2時間48分で73km地点。
トイレに行って最低限の補給食のみを買い、あとはサポートカーより食料を受け取ってスタート。約6分のストップで全員でスタートできた。
これはやはりサポートカーの恩恵だろう。
そして何より今回のサポートスタッフが常に最大限のケアを心がけてくれていたことが、非常にロスの少ないPCストップでクリアーしていける要因だった。
ここから弁天島を通過して国道150号を通っていく、一番時間を稼げるポイントになってくる。
PC2を2時間53分で出発7分貯金できた。
時速30km/hならおよそ3km強の貯金。と言うことはグロスアベレージで26km/hよくはないが悪くはない。


国道1号線に入ると追い風がどんどん攻撃な暴風になる。
まるであたかも自分が強くなったかの錯覚に陥るほど。ほとんど軽く35km/hで巡航できるからだ。
なるべく先頭に出て33〜38km/hでペースをコントロール
前でスピードを安定させることで他のメンバーの消耗も抑えられるし、交代した時もこのペースでと言うアピールになる。
遠州大橋を越えてR150を東へ。
個々に責任を感じているのか、先頭に出ると若干ペースが上がり気味。
特に交代するときに一揆に先頭に出ようと言う、ロードレースでいうと一番やっちゃいけない「素人先頭交代」になっていく。気持ちはわかるが、これをやるとお互いに消耗していく。
先頭が合図をしたら先頭が踏むのをやめて下がるようにし、2番手は踏んで上がるのではなく、そのまま自然に前に上がるようにしなければいけない。
が、今回のメンバーも大半が踏んで前に出ようとする・・・
せっかく5人で協力して走れるのだから、消耗しないように協力しなければいけない。
ペースが上がりそうなときには積極的に前でコントロールしてペースを安定化して走行するように心がけた。


143km地点のPC3セブンイレブン牧之原地頭方店。
スタートから5時間3分。
グロスアベレージ25km/hに対して約30分強貯金できた。
ここでもサポートカー待機してもらい、補給食はPC2の様子を見ながら調整していく。
バナナやパン、団子などはサポートカーで仕入れ、ボトルのドリンクもサポートカーよりもらう。
ポケットにはパンを。同じ時間のストップでもサポートがあるのとないのとでは大きな違い。
ここで約10分ストップ。


次のPC4は199km地点のサークルK清水清開南店。
このあとは100kmの伊東までPCはない。
そして伊豆の山越え(冷川トンネル)を日のあるうちに終えてしまいたい。そうすれば300kmが12時間以内と言うことだ。
それが前半戦の最大の目標だ。牧之原から再び追い風に乗って犬吠へ突き進む。


東細谷のコンビニで
メンバーの出発準備が整うまでに補給食を口に放り込む



準備完了!
次のPC目指して出発