2018.09.151BRM915米原600


今年の夏は異常ともいえるほどの暑さが続いたが、9月に入って残暑厳しいのかと思いきや、わりと普通に暑い日もあるがかなり涼しい日も多い。なんだか季節の動きが早く感じられる。
多少涼しいぐらいのほうが長距離を走るのには都合がいいのだが、今回の米原600は天気予報は雨。
晴れるのか?雨はやむのか?暑いのか?寒いのか?
この時期は本当に読めない。何度も予報を確認しながら装備を確定させていく。
その装備を決めていくところもブルべの楽しいところではあるのだが、完全予想を外してしまい、場合によってはまともに走ることもままならない。どころか楽しい自転車が危険になってしまう、なんてこともありうる。


今回自分なりの予想・プランは

  • ゴール時間:26時間台 *プラス途中で仮眠するかも
  • アップダウンはあるがブレーキを多用したりするような箇所は少ないので、比較的タイムは落ちない。
  • 道は北陸特有のチェーン装備走行や降雪の影響で荒れているはず。なので空気圧には注意(6.0気圧)
  • 最高気温/最低気温:26℃/16℃(金沢/ひるがの)
  • 雨はスタートから金沢まで。のち曇りで神通川沿いから雨。ひるがのを下ってから雨はやむ。


先に結論を言っておこう。

我ながら予知能力があるのかと思うほど予想は的中。
気温は27℃/14℃
最低気温は高山からの小鳥峠の電光掲示板だったが、下りのほうが暖かく感じられた。
そして雨は
確かに時々やんだが、やんではレインジャケットを脱いでポケットに。しかし脱いだら雨が降り出し、着たら雨がやむ・・・多分トータルで30回以上着脱を繰り返した。
これはスタート前に雨がしっかりと降りそうだな、と急遽レギュラーモデルのレインジャケットにしたのが原因の一つでもあるのだが、本当はブルべ・フライウェイトウィンドジャケットという超軽量なウィンドブレーカーに撥水スプレーで使うつもりだったのが。あとから思えば気温がそれほど低くなかったので、そのほうが良かったかもしれない。
Raphaブルべ・フライウェイト・ウィンドジャケット


今回実はもう一つのミッションがあり・・・
それは9月16日の夕方に岐阜でエディメルクスオーナーの集いにスペシャルゲストで呼んでもらい、金華山を一緒に登ってゴール後にはエディメルクスオーナーのお店ビストロ野咲にて懇親会に参加する、というもの。

まずは間に合うのは絶対条件だが、疲労困憊な状態で参加することはできない。
そう考えると一気にノンストップでゴールして仮眠するか、もしくは途中で仮眠するか。
前者を選択するにはペースの合うメンバーが少なすぎ(神戸ブルべ主催者の片山君のみ)、R157の峠そして金沢市内の信号、高岡〜富山の信号、そして高山からの小鳥峠〜ひるがの、など、ペースが思いのほか上がらないと予想。そのためルート途中で仮眠を選択。
ただ今回のポイントは雨。下手なところで仮眠しようとするとずぶ濡れで体力を消耗してしまう。そして高地では気温も心配。

今回は高山を過ぎてからの道の駅「ななもり清見」を選択。
ちょうど日が変わる直前だったし飛騨に入るあたりからは路面はドライでウェアも濡れていない。この先は気温からすると霧の可能性、そして何よりも気温の低いところにこのあと進んでいく。寒くて寝られないというのは過去に何度も経験している。
2月の四国なんて暖かい!と思ってファミレスに入り、出てきたら寒波に包まれて足摺岬で氷点下5℃だったし・・・


ひるがの高原からのダウンヒルはまだ夜明け前で霧の中。郡上を過ぎてようやく明るくなり、懐かしいTOJ美濃ステージに合流してからはテンション上がりペースアップ。
が、岐阜市を過ぎてからはチェーンのオイル切れの影響もありペースダウン。
最後は路面も乾いてきたし、と思っていたら滋賀県に入って旧山東町は雨でウェット。再び最後にもレインジャケットを着る羽目に。


28時間36分でゴール認定
まぁ途中仮眠をしたしあちこちで大雨だったしと考えると、まぁ遅くはない。比較的ペースが安定して走れたのはマッドガードを装着しておいたおかげだろう。
腰を、そしてお尻を跳ね上げた水しぶきで濡らさないだけで疲労度合いは雲泥の差。
最初の頃はマッドガードの空気抵抗を考えると、と思ったが、身体が濡れてペースダウンするほうがマッドガードの空気抵抗増をはるかに上回っている。
そして最大メリットは、一緒に走る仲間が後ろで休む時に水しぶきを跳ね上げないので、ちゃんと協力できるということ。
マッドガードを付けていない人の後ろに入ると・・・
●●くん頼む。一緒にと言うならちゃんとフルサイズのマッドガード装着してくれ。雨やんでも延々オレだけ水浴びだし。
(あ、名前既に出していたからカモフラージュ意味ないやん)


無事にゴールし銭湯で汗を流して高速のパーキングで仮眠して岐阜へ。
岐阜では無事にイベントに参加し、ビストロ野咲さんではお酒を飲めな勝ったのが心残りだけど楽しい時間を過ごして帰阪。途中サービスエリアで仮眠し夜中2時に帰宅。


次回ブルべはBRM922静岡200。沼津スタートゴールの伊豆イチブルべ。
一応これが今年最後のブルべの予定。もしかするとSR600をチャレンジするかもだけど、ひとまずここでラストかな。



朝5時スタートに向けて4時半より米原駅にてブリーフィング



雨は降ったりやんだり。
なかなか路面がドライにはならず



神戸ブルべ主催している片山くんと一緒に高山まで走る
今年は和歌山300でも一緒に走った。


羽咋の千里浜
しっかりと締まっているのでロードバイクでも問題なく走行可能
シクロクロスの砂とはまた違った面白さでした。



ナイトラン
キャットアイVOLT1700のライト、そしてポラールV650のディスプレイのバックライトだけが今見えているリアルの世界


おお、片山くんパンク
なんでオレがライトで照らしてパンク修理のお手伝いしてんだ?え??
(+_+)



郡上から長良川沿いをひた走る
川にはもやがかかって神秘的な景色だった



毎回メダルは購入するようにしていて
今までメダルで購入忘れ1回、購入したけど訳あって知人に渡した、が1回。
現役時代は表彰状やトロフィーなどこだわりなく、ほとんど処分して家に持って帰ることもなかったんだけどね。